クラウドとは、クラウドコンピューティングの略称で、インターネット上にあるデータやソフトウエアなどを、それがどこに存在するかを意識することなく使える環境や利用形態のことです。英語のcloud=雲からきていますが、なぜクラウドという言葉が使われるようになったのかには諸説あります。有力なのは、「情報通信関係者がネットワークの概念図を描くとき、ネット上にあるものを雲のようなモヤモヤとした形で描くことから、クラウドといわれるようになった」というものです。
 クラウドが登場するまで、データは自宅のパソコンやスマートフォンに保存していました。そのため、保存したデータは保存した機器でしか利用できず、他の機器で利用するためにはUSBメモリなどのメディアにコピーして移動する必要があったのです。ソフトウェアも同様で、インストールしたパソコンやスマートフォンでしか利用できませんでした。しかし、ネット上にデータを保存し、ソフトウェアを利用できるクラウドによって、いつでもどこでもどんな端末でも、自由にデータやサービスを使えるようになったのです。たとえば、パソコンに保存したデジカメの写真をクラウドに移せば、外出先でもスマホで友だちに見せるということが可能になりました。
 “クラウドを利用したサービスは、現在多岐にわたり様々なサービスが提供されています。すべてを紹介することはできないので、多くの人が利用しているGoogleを例に紹介していきます。
Googleのクラウドサービス
 ・Gmail=Webメール
 ・Googleドライブ=オンラインストレージ
 ・Googleフォト=写真用オンラインストレージ
 ・Googleカレンダー=スケジュール管理
 ・Googleドキュメント=文書作成
 ・Googleスプレッドシート=表計算
 ・Goole Play Music=音楽ストリーミング配信
これらのサービスはすべて、ネット環境とブラウザさえあれば利用できるクラウドの一種です。おそらくクラウドとして意識せずに利用していた方が多いと思いますが、すでにクラウドはここまで浸透しているのです。”
 “オンラインストレージ
 オンラインストレージは、ネット上に各種ファイルや写真などのデータを保存できるサービスです。従来であれば、データはパソコンや外付けのHDDなどに保存するのが当たり前で、使いたい時につかえないといったことがありましたが、オンラインストレージならネット環境さえあればどこからでも保存したデータを利用できます。ただし、保存できる容量には上限があるため、無制限に保存できるわけではありません。
・Google ドライブ
 ・icloud
 ・Dropbox
 ・onedrive
 ・Yahoo! ボックス など”



 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			